episode01

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今晩もコーヒー片手に残業。今の仕事にも慣れてきて、プロジェクトのリーダーに抜擢された。嬉しいけれど、責任のプレッシャーは重い。今日も来週のプレゼンに向けて必死で作業をしている。そのとき、先輩から緊急アポイントメントの連絡と、場所を案内するマップが送られてきた。私はタクシーを拾ってその場所へと向かった。
ミーティング場所のホテルに到着すると、「お待ちしておりました。」とホテルマンが私をエスコートしてくれた。通されたのは誰の姿もないスイートルーム。奥のテーブルにはギフトボックスと手紙が置いてある。手紙を読むと、そこには、入社3年祝いと労いのメッセージが綴られていた。先輩の優しさに心がじんわりと暖まる。そして箱を開けると、リポソームがあった。先輩が愛用していると言っていたことを思い出す。
リポソームを丁寧につけてみた。軽やかなタッチでみずみずしくなじみ、しっかり潤う。先輩と過ごした様々な記憶がよみがえる。
私は今日も夢を叶えるためオフィスに向かう。大丈夫、前進している。